21
Aug
2018
５０代半ば頃から本格的に活発化する加齢臭。
その年代にとっては、避けて通れない道ですが、まずはその特徴と
メカニズムを知っておきましょう。
加齢臭は皮脂の成分が酸化することによって起こり、胸や背中など
の体幹部を中心にして、枯れ草のようなニオイを発します。
その発生のメカニズムですが、３つのプロセスによって起こります。
１．皮脂腺から分泌された皮脂に含まれる脂肪酸である
「パルミトレイン酸」の分泌量が増加します。
２．空気中の酸素によって皮脂が参加されていきます。
３．その上パルミトレイン酸も酸化されて、２－ノネナールという成分
に変化していきます。この２－ノネナールが加齢臭のニオイです。
対処方法としては、体幹の部分に皮脂が酸化される前後のタイミング
でのケアが必要です。加齢臭は常在細菌の代謝によって起こるわけ
ではないので、消臭成分の配合された防臭効果のあるシャンプー
などを使うことと、入浴時にはなるべく意識して洗い残しをなくすことで
加齢臭は少しでも軽減できます。
